① 自宅では勉強しない
開き直って、「勉強は自習室」「家は休む場所」と完全に分けました。
• 平日:放課後は直行で自習室 → 夜9時に帰宅
• 休日:朝から自習室に行き、夜まで勉強
「自宅ではやらない」と割り切ったことで、かえって精神的にラクになり、メリハリのある生活ができました。
② 短時間集中を繰り返す
人間の集中力は90分程度しか続かないと言われています。そこで私は「逓減式勉強法」という方法を実践しました。
やり方はシンプルです。
1. 勉強と休憩の比率を決める(私は3:1に設定)
2. その比率は崩さずに、勉強時間をだんだん短くしていく
例:
• 90分勉強 → 30分休憩
• 45分勉強 → 15分休憩
• 30分勉強 → 10分休憩
• 15分勉強 → 5分休憩
比率は一定のままでも、集中時間が短くなるので意外と楽に続きます。これを3周回せば、1日で9時間勉強できました。
「長時間集中できないなら、短時間を積み重ねる」――そんな発想の転換で勉強時間を確保できました。
③ 過小評価する
正確な点数が分からない以上、あえて「厳しめ」に採点しました。
• 記述はほぼ完璧でなければ0点
• カンで当たった問題は不正解扱い
• さらに合計点に×0.85
「どんな配点でもこれ以上下がらないだろう」というラインまで点数を下げ、その状態で合格最低点を上回れるかどうかを基準にしました。
「甘く採点して安心する」より、「厳しく採点して準備する」方が、結果的に本番での自信につながります。