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【明治大学合格体験記】渋谷本町の個別指導塾講師が語る|自宅で集中できない受験生への勉強法

こんにちは!ビジョナリー学習塾 西新宿校舎の藤田です。

今回は、私が大学受験で実際に苦労したことと、その乗り越え方、そして受験生のみなさんにぜひ伝えたいことをまとめます。

特定の科目に限定せず、勉強全般の悩みに通じる内容になっています。ぜひ最後まで…いや最後だけでも読んでいただけると嬉しいです!

目標と当時の状況
• 第一志望校:明治大学 商学部 商学科(偏差値65程度)
• 3年生4月時点の判定:専修大学B判定、明治大学D判定
• 受験科目:国語(評論・古文)/英語/政治・経済

このように、第一志望との距離はまだまだ大きく、決して楽観できる状況ではありませんでした。

苦労したこと

① 自宅で勉強に集中できない!

原因が特定できないのに、どうしても家では集中できませんでした。環境を整えても気が散り、「勉強しなきゃ」と思うのにできない自分に嫌気がさす日々…。

 

② 長時間集中できない!

2時間はおろか、1時間続けることすら難しい。気を抜くとすぐに休憩…そんな日々で、休日の勉強時間はかなり短めでした。

 

③ 過去問の点数が分からない!

赤本で過去問演習をしても、各設問の配点は不明。そのため、自分が合格ラインに届いているかどうかを正しく把握できず、どう活用すべきか悩んでいました。

乗り越え方

① 自宅では勉強しない

開き直って、「勉強は自習室」「家は休む場所」と完全に分けました。
• 平日:放課後は直行で自習室 → 夜9時に帰宅
• 休日:朝から自習室に行き、夜まで勉強

「自宅ではやらない」と割り切ったことで、かえって精神的にラクになり、メリハリのある生活ができました。

 

 

② 短時間集中を繰り返す

人間の集中力は90分程度しか続かないと言われています。そこで私は「逓減式勉強法」という方法を実践しました。

やり方はシンプルです。
1. 勉強と休憩の比率を決める(私は3:1に設定)
2. その比率は崩さずに、勉強時間をだんだん短くしていく

例:
• 90分勉強 → 30分休憩
• 45分勉強 → 15分休憩
• 30分勉強 → 10分休憩
• 15分勉強 → 5分休憩

比率は一定のままでも、集中時間が短くなるので意外と楽に続きます。これを3周回せば、1日で9時間勉強できました。

 

「長時間集中できないなら、短時間を積み重ねる」――そんな発想の転換で勉強時間を確保できました。

 

 

③ 過小評価する

正確な点数が分からない以上、あえて「厳しめ」に採点しました。

• 記述はほぼ完璧でなければ0点
• カンで当たった問題は不正解扱い
• さらに合計点に×0.85

「どんな配点でもこれ以上下がらないだろう」というラインまで点数を下げ、その状態で合格最低点を上回れるかどうかを基準にしました。

「甘く採点して安心する」より、「厳しく採点して準備する」方が、結果的に本番での自信につながります。

受験生のみなさんに伝えたいこと

ここまでの体験を通じて、受験生のみなさんに伝えたいことは3つです。

①「やる気」よりまず「工夫」
根性論は最終手段。試行錯誤しながら、自分に合ったやり方を見つけてください。

②ミスには必ず原因がある
「ケアレスミス」「調子が悪かった」で済ませず、原因を言語化することが大切です。

 

③都合の悪いことから逃げない
人は自分に都合よく解釈しがちです。だからこそ、あえて厳しい現実と向き合う勇気を持ちましょう。

「自宅で勉強できない」「長時間集中できない」「過去問の点数が分からない」――当時の私は弱点だらけでした。ですが、工夫次第でそれらを克服し、合格をつかみ取ることができました。

 

受験生のみなさんも、自分の弱点から逃げずに工夫を重ねていけば、必ず成長できます。
悔いのない受験を終えられるよう、心から応援しています!